特殊清掃を依頼する前にしてはいけない6つのこと|孤独死の現場で慌てないために
孤独死などが発生したお部屋を前にすると、「少しでも片付けておきたい」「まず窓を開けて臭いを逃がしたい」と考える方は少なくありません。
しかし、強い腐敗臭や体液汚染がある現場では、自己判断で入室したり物を動かしたりすると、臭いや汚染を別の場所へ広げてしまうことがあります。ご遺族様や管理会社様の負担を増やさないためにも、最初の対応が大切です。
この記事では、特殊清掃を依頼する前に避けたい行動と、専門業者へ相談する際に伝えておきたい情報を、現場対応の視点から分かりやすくご説明します。
まずは無理に室内へ入らないでください
関係機関による確認が終わっていない場合は、その指示に従い、室内の物に触れないようにしてください。確認が終わった後でも、強い臭い、体液汚染、害虫の発生などがある場合は、ご家族だけで入室することはおすすめできません。
腐敗臭は衣類や髪、靴、持ち物に付着しやすく、入室後に車内やご自宅へ臭いを持ち帰ってしまう可能性があります。また、目に見える汚染部分だけでなく、その周囲の床材や壁際まで影響が広がっていることもあります。
室内の状況を確認したい場合も、まずは管理会社や物件所有者へ連絡し、特殊清掃業者へ相談してください。
特殊清掃を依頼する前に避けたい6つの行動
1.防護せずに入室する
マスクや手袋を着けただけでは、強い臭いや汚染への対策として十分とはいえません。特に発見まで時間が経過している場合は、床の汚染、害虫、室内に残された物の状態などを外から判断することが難しくなります。
「短時間なら大丈夫」と無理をせず、専門業者が状況を確認するまで入室を控えることが大切です。
2.汚染された物や床材を動かす
布団、衣類、カーペット、家具などを先に移動すると、付着していた汚染や臭いが室内の別の場所、廊下、エレベーターなどへ広がることがあります。
また、床材を自己判断で剥がすと、体液の浸透範囲や臭いの原因箇所が分かりにくくなり、その後の施工判断に影響する場合があります。汚染部分は動かさず、そのままの状態でご相談ください。
3.家庭用洗剤や塩素系漂白剤を大量に使用する
家庭用洗剤をかけても、床材の下や壁際まで浸透した汚染を取り除くことはできません。薬剤の種類によっては、別の洗剤と混ざることで危険が生じるおそれもあります。
特殊清掃では、汚染の種類、建材、浸透範囲を確認したうえで、除去、洗浄、除菌・消毒、消臭の順番を組み立てます。薬剤を追加する前に、現場の状態を保ったまま専門業者へ相談するほうが安全です。
4.玄関や窓を長時間開けたままにする
臭いを外へ逃がそうとして玄関や窓を開けたままにすると、風向きや建物の構造によっては、共用廊下や近隣住戸へ臭いが広がる場合があります。換気扇や扇風機の使用も、臭気を別の空間へ移動させる可能性があるため注意が必要です。
特に東京都内や横浜市・川崎市などの集合住宅では、近隣への影響を抑えながら作業する必要があります。管理会社と連携し、搬出経路や換気方法を確認してから進めます。
5.消臭スプレーや芳香剤で臭いを隠す
市販の消臭スプレーや芳香剤で一時的に臭いが弱くなったように感じても、原因となる汚染が残っていれば再び臭いが現れます。香りと腐敗臭が混ざり、室内の確認がしづらくなることもあります。
特殊清掃で重要なのは、香りで覆うことではなく、臭いの原因を確認して取り除くことです。床下や壁内部まで影響している場合は、汚染した建材の撤去や下地処理、防臭施工が必要になることもあります。
6.特殊清掃より先に遺品整理を始める
ご自身で遺品を確認したいというお気持ちは自然なことです。ただし、汚染や強い腐敗臭が残る状態で遺品整理を始めると、ご遺族様の身体的・精神的な負担が大きくなります。
先に汚染箇所の処置、除菌・消毒、消臭などの一次処理を行い、室内へ入れる状態を整えてから遺品整理を進める方法もあります。ご家族で整理したい物がある場合は、その希望を見積り前にお伝えください。
早めの相談が作業範囲の拡大を防ぎます
時間が経過すると、体液や臭いが床材の下、壁際、建具、家財などへ広がる可能性があります。影響する範囲が広くなれば、撤去する建材や消臭する場所が増え、作業日数や費用にも関係します。
早めに相談することは、すぐに契約しなければならないという意味ではありません。まず現場の状況を伝え、何をしてよいのか、どこまで立ち入りを控えるべきかを確認するだけでも、その後の進め方が分かりやすくなります。
費用や依頼手順については、料金・ご依頼の流れでもご案内しています。
お問い合わせ時に分かる範囲で伝えていただきたいこと
すべてを確認するために無理に入室する必要はありません。次の内容を、分かる範囲でお知らせください。
- 戸建て、アパート、マンションなどの建物種別
- 発見までのおおよその期間
- 亡くなられていた場所と床材の種類
- 玄関前や共用廊下まで臭いが広がっているか
- 害虫の発生が確認されているか
- 管理会社や物件所有者への連絡状況
- 遺品整理、退去、原状回復など、その後のご希望
- 退去日や引き渡し日などの期限
遠方にお住まいで立会いが難しい場合や、臭いが強く室内へ入れない場合もご相談いただけます。無理に写真を撮るために入室せず、把握している情報だけをお伝えください。
見積金額だけでなく作業範囲も確認しましょう
特殊清掃の見積りでは、合計金額だけでなく、次の内容が含まれているかを確認することが大切です。
- 汚染物と汚染した建材の撤去範囲
- 洗浄、除菌・消毒、消臭の工程
- 床下や壁際などへの対応
- 共用部分の養生と近隣への配慮
- 作業後の臭気確認
- 管理会社や内装業者へ共有する施工内容
セレンシアでは、見積書とあわせて作業工程を分かりやすくご説明し、現場の状態とご希望に合わせて必要な施工をご提案しています。賃貸物件や管理物件については、法人・管理会社様向けのご案内もご覧ください。
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遺品整理セレンシアでは、世田谷区を中心とする東京23区・東京都内、横浜市、川崎市、相模原市など神奈川県内で、孤独死現場の特殊清掃、体液汚染箇所の除去、除菌・消毒、腐敗臭の消臭、遺品整理に対応しています。
「室内へ入ってよいか分からない」「何も触らずに相談したい」「管理会社への説明も含めて任せたい」といった段階でも構いません。ご自身で無理に対応する前に、現在分かっている状況をお聞かせください。
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